2011年12月22日 (木)

26日目「フランス渡航記その6」(完)

私たちは明日の昼にパリを発つため、実質今日がこの旅行の最終日となる。

今日はパリを少しだけ離れヴェルサイユ宮殿に向かうことにする。
フォーテーヌブロー宮殿と迷ったのだが、太陽王の「この世で一番の宮殿を!」という意気込みに押され、やはりヴェルサイユに行くことにする。

我々は鉄道のRERに乗り込む。乗る列車を微妙に間違えつつ小一時間列車に揺られ、ヴェルサイユ宮殿を目指す。

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フランスはパリ以外は田舎だというらしいが、パリから少し離れたたけで窓からの眺めは確かに長閑なものである。

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ヴェルサイユ宮殿に到着。
遠くに見えるのがヴェルサイユ宮殿である。手前には太陽王の彫像が。

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門をくぐり宮殿の敷地内へ。

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宮殿内部はもの凄い人でごった返している。

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太陽王もお出迎え。

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かの有名な鏡の廻廊である。

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天井は絵画で埋め尽くされている。

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マリー・アントワネットさんもご登場。

宮殿はやはり豪華絢爛!であるのだが、私たちはドイツはミュンヘンでバイエルン王の居城であるレジテンツの、これでもかという豪華さとその広さを体験していたので、実をいうと少々拍子抜けである。フランス革命のときにその混乱の中で、宮殿から随分と色んな物が盗まれたらしいがそれが原因なのだろうか?

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私たちは庭に出てみる。周りには何も無い。そして広い。

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何処までが庭なのだろうか。そしてこの完全なシンメトリー。

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庭には小気味よく整えられた木も。

私たち庭園を歩き少し離れた大トリアノンを目指す。

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相当な距離を歩いて大トリアノンに到着。大理石が美しい。

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その近くにはマリー・アントワネットの離宮が。

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離宮の内部にはマリー・アントワネットが使っていたというベットも。

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離宮の庭には天使がいました。

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帰りは庭園内を運行するちいさなバスに乗る。歩くには遠すぎました。

私たちはヴェルサイユ宮殿を後にしパリに戻る。
意外にも時間に余裕があったので、何となく行けずじまいになっていた大進化博物館へ向かう。

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あれが大進化博物館である。
この辺りはこうした博物館がいくつか並んでいるようである。次の機会には他のところにも行ってみたい。

中に入ると、

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象を先頭に、

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動物たちが大行進である。

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大行進を上から見たところ。
展示には剥製の他に作り物も混じっているようである。流石に象の剥製というのは難しい気がする。

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天井はガラス張りで青く光っている。

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他にも沢山の動物たちが。

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コアラがこんなところに。

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昆虫だっています。

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あの不思議の国のアリスのドードー鳥もいました。
これは復元したものでしょう。骨格はわずかに残っていました。

ドードー鳥の奥の扉を開けると、暗く照明が落とされた空間に絶滅してしまったか、もしくは絶滅危惧種と思われる動物たちが。

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これはホワイトライオンか。

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これはタスマニアタイガーではないか。

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変な頭の鳥。

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素敵な頭の鳥

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絶滅してしまうような種というのはどうしてこんなに魅力的なのでしょう。

時刻は丁度夕食の時間である。
私たちはかつて貧乏画家たちが通ったというポリドールというレストランへ。

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中は満員である。
それにしてもフランスの人はよく喋る。全員が少しも途切れること無く、しかも結構な音量で延々と喋っているのである。

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ポリドールのワインを頂きました。安いのに美味しい。

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これは鳥のシチュー煮込み。

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こちらは鴨である。

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最後にデザートも頂きました。

腹ごしらえを終え、私たちはこの旅行の締めくくりとなるポンピドュー芸術文化センターへ。

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センターの象徴ともなっているパイプのエスカレーターが眩しい。ここは夜までやっているのだ。
ここの5階と6階が近代美術館である。中には近代、そして現代の美術が並んでいる。

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こちらはモンドリアンのコンポジション。

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ピカソもあります。

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バルティスもあります。

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ジャコメッティの初期の作品。素敵です。

そして私にとってはやはりこれである。

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フランシス・ベーコン。これは嬉しかった。

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大きな三連画もこのように。

続けて私を感動させたのがこれである。

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デュシャンの便器。これがあるとは。

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デュシャンのガラスの作品も。かの大ガラスの一部にもなっているもの。これにもヒビが。

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マグリットも登場。

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キリコのこの作品も。本で見てたやつです。

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ダリだってあります。

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タンギーもね。

私にとってのパリとはやはりシュルレアリスムのパリである。これまであまりシュルレアリスムの作品に触れることが出来なかったが、ようやくここで出会えたのである。

そして極めつけはこれである。

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アンドレ・ブルトンの自宅を再現したもの。

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呪術的な品物が並んでいます。

これでポンピドューもいよいよ見終わり、私たちはホテルへと戻る。
パリの旅もこれにておしまいである。私たちは明日、日本に戻るのだ。

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こうして一夜明けた翌日の昼に、私たちはパリを後にしたのである。

おおパリ、見所が一杯のパリ。
ワインとチーズとパンの街だと思いきや、そこは紛れもなく世界有数の都会であり、色んな物がごった返しているのを石作りの素敵な建物におさめていたパリ。
そして絶えず私を緊張と興奮に包ませ続けたパリ。
それでも、やはりパリは楽しかった。

ありがとう。ボンジュール、メルシィ、シルブプレ!

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25日目「フランス渡航記その5」

昨日あまりにも頑張りすぎたため、今日は身体を休めるため午前中はホテルでのんびりしながら休憩である。

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私たちはホテルの近くで発見したケバブのお店で、5ユーロでボリュームたっぷりのサンドイッチを買ってくる。
これが非常に美味なのであった。

午後になり私たちはパリの街に繰り出す。
今日はあまり無理をせず地下墓所のカタコンベとモンマルトルのサクレ・クール寺院に行くことにする。

最寄りのオベルカンフの駅の近くには漫画やゲームショップが並んでいる。
フランスでは日本の漫画やアニメが非常に人気で、今ではコスプレも大いに流行っているらしい。

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この通り看板にはMANGAと書いてある。

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こちらはゲームショップ。
面白いのはこうした同じような店がこの通りに何件も並んでいるところである。

私たちは段々と慣れてきたメトロを乗り継ぎカタコンベへ。

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カタコンベは地下にある。そこには500万人の骨が安置されているのだ。

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私たちは薄暗い湿った地下道を進む。これが長い、あまりにも長い。

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途中には模型が。ここは採石場だったらしいがこれは何の建物だろう。

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しかし長い。かれこれ15分は歩いている気がする。しかしようやく様子が変わってきたようだ。

そしてこれである。

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夥しい数の骸骨が積み重ねられている。
これが全て本物の人骨である。流石に触ってみようとは思わなかった。

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このように装飾の様に積み重ねられていたりする。

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これがまた延々と続く。
侵入禁止の道も沢山ありそれを含めればそうとうな規模である。このなふうに何としても亡骸を埋葬しようとする人間の熱とは一体なんなのだろう?

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カタコンベを出るとそこには骸骨ショップが。
しかしここは一体何処だろう。入ったところとはまるきり違う場所に出てきたのだ。裕に一区画は歩いたはずである。

私たちはメトロの駅を見つけ出し、今度はサクレ・クール寺院に向かう。
その途中で先日お土産を買った画材屋で、買いそびれていた自分たちのお土産を購入する。

メトロを乗り継ぎモンマルトルへ。

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モンマルトルは小高い丘になっている。その頂上にサクレ・クール寺院があるのだ。
ロープウェイに乗って頂上を目指す。

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頂上からの眺め、生憎曇っていて見晴らしは良くなかったがパリの街が一望出来る。

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これがサクレ・クール寺院である。

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中にはやはり模型があるのでした。

ガイドブックにも載っていたが、最近のフランスは治安が悪化しているようである。
ミサンガをいきなり腕に巻き付けてお金を取ろうとする人が近づいてきたり、アラブ系の少女が笑顔で近づいてきて、ユニセフだと言ってサインを迫り、その隙に財布を擦ったりということが多発しているという。
ここモンマルトルは比較的治安の悪い地区であるらしく。実際にサクレ・クール寺院の周りにはこうした人たちが沢山いて、東洋人と解れば必ず近づいてくる程であった。
途中パトカーがきて警官が現れるやいなや、そうした人たちは持っていたバインダーを服の裏に隠し、違法なのだろう、売っていたエッフェル塔の置物を近くのゴミ箱に投げ入れあっというまに散るのであった。

私たちはモンマルトルを後にし、パリの中心に戻り夕食を摂ることにする。
今夜は日本食のレストランである。わざわざパリまで来て日本食もないのだが、逆にパリで出す日本食がどんなものか気になったのである。

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こちらは味噌ラーメンである。
見た目は同じだがとにかく味が薄い。フランスの料理は総じて薄味であったがダシが効いてないという感じである。

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こちらは日本のビールと餃子。
ビールは流石に同じだが、何故か餃子の皮の両サイドが開いている。肉汁流れまくりである。

そして夜、ゆったりと時間を持て余した私たちは、ふと見つけたセーヌ川のナイトクルージングに乗ることにする。

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先日渡ったポンヌフ橋付近の発着場から出発である。

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霧に包まれたエッフェル塔。先っぽが隠れている。これはこれで素敵である。

本日はこれまで。

今夜はナイトクルージングも見つけたし、やはりこれぐらいの余裕を持って回るのが一番良いようである。いつも焦りだしてそのペースをぶち壊すのは私なのだが。

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24日目「フランス渡航記その4」

今日からは美術館巡りである。
我々は意気揚々とルーブル美術館を目指す。

メトロの地下の駅からルーブルに入る。

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こちらルーブルのガラスのピラミッド内部。
私たちはついにあのルーブル美術館に来たのである。

全部見ようとすると数日はかかるというルーブル。
私たちはやはり絵画と彫刻に的を絞り、今日1日をルーブル美術館にあてる予定である。途中一度外に出て昼食がてら近くにあるオランジェリーも見ることにする。

ではいよいよルーブル美術館へ。

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ミケランジェロの悶える奴隷。

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石膏像にもなっている闘士。私もデッサンをしたことがある。これが全身像か。

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マグダラのマリア。何とも言えない異様さが素敵。

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ミロのビーナスもここにいます。

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長い階段の上にはニケの姿が。このニケにはやはり不思議な魅力があります。
顔がないところがポイントかもしれない。

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これがアルカイックスマイルか。

我々は彫刻の区画を抜けて絵画の区画へ。

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物の凄い数の絵が壁面に所狭しと飾られている。

しかも美術史の本よろしく有名どころの絵画のオンパレードである。

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ボッティチェリさんご登場。

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そこにはあっさりとダビンチが。

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ラファエロもこの通り。

とにかく日本の美術館の企画展でそれだけで間違いなく主役をはれる作品が続々と登場するのである。

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マリエリスムの大家ブロンティーノのなんとも魅惑の肖像画。

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アルチンボルトの四季。しっかりと4点セットになっております。

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海外の美術館では定番の模写をする人。
描き方に興味があったのでしばらく見ていると、この方何やら画面に筆を入れる前に空中で筆をフワフワと動かしている。筆の動きからおそらく形を捉えようとしているのだと思うが、必ず筆をフワフワと動かすのである。こういうもんかと思いながらじっと眺める。

そして私たちはついに絵画の至宝といわれるモナ・リザとご対面である。

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今では防弾ガラスに守られ柵で囲われていてこれ以上近づけません。

他にも続々と超有名絵画が目白押しです。

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アングルのスフィンクスと肖像画。

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アングルといえばこれか。背中の長い裸婦。

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ダビットさんです。

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ダビットさん渾身の一作。ナポレオンの戴冠。でかい。

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ドラクロアの代表作。

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カラバッジオもこの通り。

これで前半戦は終了である。
私たちは一度ルーブルを出て昼食をとることにする。
ルーブルの庭に出ていたお店でホットドッグとピザを買いチェルリー公園でしばし休憩。

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公園の真ん中に噴水があり周りには自由に動かして使っても良い椅子が沢山置いてある。

しばらく呆然とした後、公園内にあるオランジェリー美術館へ。

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こちらはモネの睡蓮の間があるなど、印象派を中心とした展示である。
残念ながら写真撮影は禁止なのであった。

ルーブルに引き続きこのオランジェリーもそこそこの広さで、流石に足ががくがくである。
しかも私、この旅の間中ずっと興奮状態にあったためかほとんど寝ておらず、その興奮に任せてぐんぐんと歩き回っていたのであるが、ここにきてその緊張の糸が切れたか疲れがどっと出てしまう。

しばらく足をマッサージしながらガイドブックを眺めていると、あろうことか今日のルーブルは夜の10時までやっていることに気が付いてしまう。
これは後半のルーブルに行く前にオルセー美術館も見れるのではないか?
私は無謀にもオルセー行きを断行してしまう。おそらく疲れが頭にもまわっておかしくなっていたに違いない。

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オルセー美術館に到着。こちらも残念ながら写真撮影禁止である。
ここは19世紀から現代にかけての絵画。
マネの「笛を吹く少年」やミレーの「落ち穂拾い」。ギュスターブモローやルドン。ハンマースホイもありました。
これがまたかなりの広さ。明らかに体力の限界である。

オルセーを見終わった後、私たちは体力を回復させるため手頃なビストロを探すことにする。

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これはオルセーの近くにあるピカソが通ったという画材屋。歴史を感じます。

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こんな素敵な額屋さんもありました。

私たちはなんとかビストロを発見し夕食にありつく。

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ここでしばらく休憩である。しかしせっかちな私はここでもそわそわしている。

明らかなこの疲れ。それでも私は夜のルーブル行きを決行するのであった。

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夜のルーブルはまた一段と美しかった。

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ガラスのピラミッドもこの通り。

夜のルーブルは人も少なく落ち着いている。

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こちらの部屋の壁の絵はすべてリューベンスである。
圧倒的すぎる。見た瞬間は疲れも忘れるのである。

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フェルメールさんきました。

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レンブラントさんがいっぱい。

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私の好きな肉の絵。ここにありました。

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デューラーさんです。

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かの有名なフォンテーヌブローの絵。
しかし、なんて恥ずかしいポーズをしてしまったのでしょうか。よほど疲れていたのでしょう。

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ラ・トュールのいかさま師。

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手がいっぱい。多分習作でしょう。それにしても上手い。

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私が好きなシャルダンも沢山ありました。

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やっぱり素敵ですね。この独特の静けさがたまりません。

しかしこのルーブル美術館はやはり圧巻の量である。
とても一日で見きれるものではない。
そうこうするうちに閉館の時間である。しかし、出口が解らない。私たちはウロウロと夜のルーブルを彷徨う。

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帰りにエジプト美術の区画に迷い込みました。

本日はこれにて終了である。お疲れさまでした。あまりにもお疲れさまでした。

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23日目「フランス渡航記その3」

パリ2日目。

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こちらはホテルの朝食。パンにコーヒーである。
フランスでは大体こうらしい。私としてはドイツのビュッフェ形式の朝食の方が大変嬉しい。

今日はこのパリ渡航の本題である展覧会のオープニングの日である。
私たちはこのオープニングに参加する為にこのパリに来たのだ。

といってもオープニングは夕方からである。
私たちはそれまでの時間を使って早々に日本へのお土産を調達することにした。

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ホテルを出て最寄りのオベルカンフの駅に向かう途中、大きな通りの間のスペースに昨日までは無かったはずのマルシェが立ち並んでいる。
我々は物珍しさにふらふらと見物していたのであるが、野菜や果物、魚や肉、衣服から鞄まで揃っている。中でも魚や肉はちょっとした衝撃である。

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ぶつ切りにされた魚がヌラヌラとその表面を輝かせて無造作に並んでいる。兎が生きていたままの姿で、血を僅かに流しながら静かにそこに置いてある。
日本のスーパーで奇麗にラッピングされているものが肉ではなくて「おにく」であったこと、またそのことにすっかり慣れきっていたことに気付かされずにはいられない。

私たちは買い物をする為にパサージュに向かう。商店街の天井がガラスの屋根になっているあれである。

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こちらがパサージュである。
我々はとりあえずガイドブックに載っているパサージュをくまなく廻ってみる。

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丁度ルーブル美術館の北側の区画に、このようなパサージュになっている通りが何本もあるのだ。私たちは首尾よく画材屋を発見しお土産を調達する。

そうこうしているうちに時間は過ぎ、我々はホテルに戻りオープニングの支度である。
今回も「Libellule」のグループにはドレスコードがあり、出席者は赤と黒しか身につけてはいけないのである。我々は持参したスーツに着替え、いざ会場であるグランパレに向かう。

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グラン・パレに到着。この建物はパリ万博のときにつくられたそうで、今では様々な企画展などの展覧会場として使われているとのこと。

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正面中央に掲げてあるのが今回出品した展覧会である。この展覧会は毎年開催されているようで、日本で言うアートフェアのようなものであろうと思われる。その中のブースの一つに我らが「Libellule」が出品しているというわけである。

例によって心配症の私は随分と早い時間についてしまったため、グラン・パレの目の前にあるプチ・パレに向かうことになる。こちらは企画展や常設の展示もあるのだ。

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こちらがプチ・パレ。プチと言ってもこの豪華さである。

企画展以外の入場は無料のはずだが係の人に止められる。少し離れたカウンターから男性がしきりに何かを訴えている。チケットを買うつもりはなかった私は遠巻きに男性を見つめながら右往左往する。
恐る恐るカウンターの男性に近づいてみると、日本語で「チケットただです」。ただそれを貰えば入れるのでした。オープニングを前にした私の緊張ぶりが伺える。

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中には絵画や彫刻が並ぶ。

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こんな絵もありました。習作なのでしょうか?一枚の画面に沢山描き込まれています。

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こちらは中庭である。その周りはカフェとなっておりあまりにも素敵である。

そんなこんなでどうやらオープニングの時間が近づいてきたようである。
私たちは事前に日本に送られてきていた出品者用の招待状を手にグラン・パレに入場する。

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会場中央にある展覧会の紹介ブース。中にはそれぞれのブースの紹介スペースがある。

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こちらの丸い絵がかかっているのが我らが「Libellule」である。
今回の展覧会のテーマは「フェニックス&ドラゴン」。 作品の規定としてはメインとなる絵が直径90cmから2m40cmの円形。そこにフェニックス、或はドラゴン。もしくはフェニックスとドラゴンの両方を描くというものである。こちらにかかっている小さいものが直径20cmである。

この小さい作品ではわたしはドラゴンを描いてみた。

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それがこちら。ドラゴンの紳士である。しかしこれはドラゴンというよりもリザードマンか。

私たちは「Libellule」のブースを目指す。

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ここである。日本にも送られてきていた紹介記事も貼付けてある。

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既に人が沢山集まっています。

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とりあえず自分の作品の前で記念撮影。
こちらは直径が120cm。フェニックスである。

そうこうしている間に「Libellule」の主催者KANDLさんの奥さんで、いつもメールのやり取りをしているFrançoiseさんが私を見つけてくれ再会のハグである。当然このハグに慣れていない私は虚をつかれた格好になり、さぞかしぎこちなかったことだろう。

他にも出品アーティストの面々と再会を果たす。

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こちらはドイツのZademackさんにSchmidさん。

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こちらはフランスのBachelierさん。

時間となりグループでの写真撮影である。

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一枚目。

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ボジションが変わっての二枚目。

今回の展覧会では「Libellule」の五周年の節目として、「Libellule」のこれまでの展覧会をまとめた画集がつくられたのである。
会場にはその画集を手にした来場者が出品作家にサインをもらってまわっている。

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私も自分の作品ページにサインである。

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最後に主催のKANDL夫妻と記念撮影。
後ろにはLukasさんの描いた2m40cmフルサイズのドラゴンである。

この後は場所を変えての夕食会である。
ここフランスに住んでいる出品作家の一人Yo COQUELINさんとその旦那さんのMichelさんの自宅に招かれているのである。
私たちはMichelさん夫妻の車に同乗して移動である。

パリの中心部からやや離れた場所に立つマンションの5階。そのご自宅に足を踏み入れた私たちは愕然である。

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広い、そしてあまりにもオシャレである。これが個人の自宅なのか。

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ディナーのためのテーブルが整えられている。

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食事もこの通り。

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部屋にはなんと「はにわ」のような馬が、こんな馬鹿でかい物が平気で置いてあるのである。

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続々とメンバーや関係者が集まり席を囲む。

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会場は自由に食べたり飲んだり話したりと賑やかである。

今回こうしてかなり長い間メンバーの皆さんと一緒にいたのであるが、英語がほとんど喋れずに会話ができないのが流石に残念である。
それでも今回は何とか話をする機会も多く持てたので私としては満足であった。

そして、今回つくられた「Libellule」の画集を2冊、またこれまで出品したものの会場には行けなかった展覧会のカタログを2冊。そして招待して頂いたYoさんの画集も1冊を頂く。それにグラン・パレで手に入れていた展覧会の画集が1冊があり、このとき私が手にしていたのはハードカバー大の画集がまさかの6冊である。

そうして夜は更けていき、気付けば深夜の12時を回っている。つまり日本では朝の8時頃である。まだ時差に慣れていない私たちはこのとき既に徹夜状態で、このイベントに向けた緊張から、体力、気力ともに限界であり意識は朦朧である。

私たちは一緒に会場を後にしたメンバーのアドバイスを頼りに、メトロとタクシーを乗り継ぎなんとかホテルへの帰路に着いたのである。

長く、あまりにも長く充実した一日であった。

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2011年12月16日 (金)

22日目「フランス渡航記その2」

我々はパリの街に繰り出す。

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街並はやはり素敵である。これがパリなのか・・・。
とはいえやはりパリは都会というだけあって車の交通量も多く、行き交う人もどこか慌ただしげである。去年訪れたドイツのミュンヘンの穏やかさに比べ、この感覚はむしろ“東京”に似ていると言えなくもない。

私たちは滞在期間である一週間の間、交通期間が乗り放題となる「ナヴィゴ デクーヴェルト」を手に入れ、通勤時間だった為か満員電車状態のメトロに乗り込み、パリ観光の最初を飾るべくエッフェル塔へ向かう。

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メトロを出て建物の角を曲がると突然エッフェル塔が眼に飛び込んできた。
流石はエッフェル塔なのか、パリに来たのだという感覚が否が応にも強くなる。

今回が初めてのパリである。やはり有名所は一通り押さえなくてはなるまい。
我々が次に向かったのは凱旋門である。

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これが凱旋門か〜。そうかそうか〜。
テレビや写真であまりにも何度も見ている為、来たことがあるような、そんなはずはないような何とも微妙な感じである。

凱旋門でパリの殆どの美術館や施設が入れる「パリ・ミュージアムパス」を手に入れ、私たちは凱旋門の中に入り屋上を目指す。

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凱旋門内部。異常に長い螺旋階段。これは疲れる。

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凱旋門屋上からの眺め。遠方にサクレ・クール寺院が見える。

凱旋門からバスでシャンゼリゼ大通りを抜け、コンコルド広場へ。

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コンコルド広場。ナポレオンが奥さんへのお土産に持ってきたという噂のエジプトの石碑がそそり立つ。

少し戻るとシャンゼリゼ通りは何やらクリスマスっぽい屋台(あくまでお洒落な)みたいなものが並んでいる。

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私たちはそこで去年行ったあの懐かしいドイツのバイエルン州の旗のマークを発見する。そこでドイツの絶品ソーセージに再会したのである。

ここからチェルリー公園に侵入したりしながら、私たちはノートル・ダム寺院に向かう。
ここで、かのセーヌ側を間近に望む。そして地図を見ながら、あのポン・ヌフ橋が近いことに気が付く。ポン・ヌフ橋といえばあのレオン・カラックスの映画「ポンヌフの恋人」である。
これは渡ってみなくてはならない。

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ポン・ヌフ橋に到着。

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ポン・ヌフ橋からセーヌ川を臨む。これがポン・ヌフ橋か〜。う〜ん。まぁ映画のあの鮮烈な印象に比べてどうということもないのだが、なんとなく感動である。

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セーヌ側に沿った歩道には本当の意味での古本屋さんが。

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素敵である。端っこを持って引っ張りだそうとしてはいけません。

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ノートル・ダム寺院に到着。

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寺院の内部には模型もあります。全体の造形が何とも素敵です。

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反対側にも廻ってみました。こちらの方が好みですね。

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ノートル・ダム寺院のあるシテ島を繋ぐ橋の柵に夥しい数の錠前が・・・。どうやら恋人たちがここでお互いが離れてしまわぬようにと鍵をかけていくものらしい。
しかし、この見てくれはどちらかというとおぞましい。
私はこういうのを見ると、いかに人と人との関係が危ういものかという、その反証しか感じないのだが如何だろうか。

我々はセーヌ川を超えて、文教地区であるカルチェ・ラタンへ。
この地区は非常に落ち着いていて居心地がいい。次回またパリに来ることがあればホテルは是非この辺りにしたい。因にガイドブックにはかのシュルレアリスムの創始者アンドレ・ブルトンが自動記述を試みたというホテルがこの辺りにあるらしい。

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こちらは歴史上の著名人たちが安置されているパンテオン。

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内部の荘厳な雰囲気に圧倒される。

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地下にはヴォルテールさんがいました。

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カルチェ・ラタンを歩いていてその途中に画材屋を発見する。
イーゼルが安い。

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額の部屋には厳重に鍵がかかっています。

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初日の最後に向かったのは中世美術館である。建物にも歴史があり魅力的。

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中世の武器。中世ファンタジーが好きな私には堪らない。

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古い木彫りの像。

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何ともいえない雰囲気を醸し出すタペストリー。

初日はこれでおしまいである。

パリのレストランは総じてお値段が高いということで、今日の夕食は様子を見てスーパーで食材を買い込みホテルで食べることにした。

ホテルの近くのスーパーに行ったのだがこれがまた安い、箱には入った丸いチーズが200円程。サラミやパテなども日本の大体半額といった印象である。

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おもわず二人で食べきれない程買い込んでしまい、あると食べずにはいられない私は、眠っては食べ、眠っては食べと一晩中食べ続けることになったのである。

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